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shimashimaのblog

日々感じる想いや考えの整理するところ。

tonica北九州建築展2016に行ってきました。

2月19日(金)~21日に開催されたtonica北九州建築展2016の2日目に行っていきました。
tonica(トニカ)は北九州市立大学九州工業大学西日本工業大学の3大学の建築学生が中心となって運営されている学生団体。毎年この時期に開催される北九州建築展がメインイベントとなっており、出展者はクリティーク1人1人に必ず、プレゼン(1分程度)ができ、各学年の課題も卒業設計も並列として出展できる講評会である。三大学のほかに毎年出展している九州産業大学と九大のほかに、近畿大、佐賀大、京都造形芸術大学の出展があり、出展数も過去最大の60となっていた。少ない人数の中、大きなトラブルもなく、運営を行ったtonicaの運営メンバーに心強さを感じました。今の学生に偉そうなことを言えるような立場でもない僕ですが、在籍していた学生団体でもあり、出展者も運営側も知っている人がいるこのイベントについて感じたことを少しだけ。
学内の講評会では、基本的にどの課題でも同じ人が選べれる。それは、学生自身のセンスや努力も大いに関係しているが、おもしろい設計や切り口で設計をしているのに評価されない場合もある。これでやる気をなくす人や設計の道に興味を持てなくなる学生もいるわけで。(教授はちゃんと平等に見ているし、評価してくれている。そして、評価されないことを評価する側の責任にすること自体問題アリなんだけど)単純に設計を楽しいものだと認識するためには、他人の評価も多少なりも重要なものだと個人的には思っていて、設計って楽しいって思える場としてもこの建築展はとても良い場になっている。
そんな建築展の中で、今回の最優秀賞になった九産大の作品は、とにかくやりたいこととやりたいことに対する熱意が伝わってくるものであり、伝えるための準備に時間をかけていることが分かるモノだった。他にその熱意に代わるモノを提示できそうな作品がない時点でほぼ決まりなんだろうなと最初にグルッとみたときに感じた。また、今回優秀賞になった作品については、1人のクリティークに対してのプレゼンを聞く限りで、イマイチわからず、提案する建築で何が変わるのか分からなかったが、結果を聞いて、(その作品の学内評価も優勝賞だったはず)もっと深い部分まで理解できなかった自分のスキルのなさを痛感した。今回で6回目となる建築展。実は最優秀賞は6回連続九産大である。これは学生の努力はもちろんのこと、ABC建築道場やシュウマイなどの活動の成果だと思う。北九州の三大学は、最低ラインとしてまずは、九産大と対等になるレベルになることを目指さないといけないと思う。今回、参加者の知合い数名にオススメを聞いた。するとほぼみんなが、今回の最優秀賞の作品を挙げた。まず、これがばらけないと面白くない。もっと、建築の高いレベルに立って議論できる場になるだけの場所とクリティークなのだから。
来年も設計課題や卒業設計がある学年を見ると、九工大は、非常勤の先生のご尽力もあり、みんな丁寧に課題に向かっている印象を受けた。しかしながら、建築の細工というか自分がつくったものの良さを熟知しないままプレゼンしている印象も受けた。これは個人的な印象なんだけど。次の課題からどういうものになるのかも楽しみであり、どういう影響を後輩や学校にもたらすのかも楽しみである。九州産業大学の6連覇となった6回目のtonica北九州建築展。九産大には、自信を持たせ、開催しているtonicaの3大学には次こそは!という火種がさらに生まれたはずである。この建築展は、規模は小さく質もまだまだなんだろうけど、建築学生が自分たちの成長のために新しくつくった文化であり、北九州の建築の土壌がより色鮮やかになるモノなのだと改めて感じました。学生に刺激を受けたので、僕も負けずに精進していきます。